診療案内

歯科口腔外科

歯科口腔外科

  • 親知らずの抜歯が難しいといわれた
  • 口のなかがただれている
  • 舌にピリピリとした痛みがある

歯科口腔外科は、主に口腔や顎、顔面の外科的治療を専門とする分野であり、歯や歯肉だけでなく、舌・粘膜・口唇・顎関節など、口腔から顎顔面のさまざまな症状に対しての診断や外科的な処置を専門に行います。ほかにも、口腔がんの診査や支持療法(がんの症状や、治療による副作用・合併症・後遺症による症状を軽くするための治療やケア)としての口腔ケアも行います。歯科口腔外科医には、外科的技術力、診断能力、コミュニケーション能力、問題解決能力が求められます。
当院の院長は、「日本口腔外科学会口腔外科専門医・指導医」「日本口腔腫瘍学会口腔がん専門医」です。歯科口腔外科のエキスパートとして、これまでの経験や豊富な知識を活かして、あらゆる症状に対応します。

歯科口腔外科が扱う
代表的な処置

親知らず

親知らず

  • 親知らずを抜きたい
  • 親知らずが痛い
  • 親知らずの生え方を診てほしい

親知らずは顎の成長が止まる18~20歳くらいに生え始めるため、生える場所が残されていません。そのため骨の中に埋まったまま出てこなかったり(埋伏歯)、横や斜めに生えてきたり(位置異常)することが多く、まっすぐ生えてくる人はまれです。
生え止まりの状態だと、手入れがしにくいため汚れがたまりやすく、むし歯になったり、歯肉が腫れたりすることが多いです。

抜いたほうが良い
「親知らず」

1.智歯周囲炎
(ちししゅういえん)

親知らずの周囲が腫れて鈍い痛みを
伴います。

2.親知らずのむし歯

親知らずは最後方にあるため、ブラッシングが充分にできず汚れがたまり、むし歯になることが多い歯です。
親知らずの汚れが原因でその手前の歯もむし歯になる可能性があります。

3.歯並びがおかしい

親知らずが生えてきて手前の歯を押すことにより歯並びが悪くなることがあります。

4.口臭の原因になる

口の中がいつも汚れていて口臭の原因になることがあります。

5.顎関節症になりやすい

親知らずの異常な生え方によって歯並びやかみ合わせが悪くなると、顎の関節に負担がかかり、顎が痛い・口が開けにくくなるなどの症状があらわれることもあります。

親知らずはすべて
抜いたほうが良い?

親知らずが正常に生えてかみ合っている場合や、顎骨内にすべて埋まっており、痛みや腫れがない場合には抜歯をしなくてもよいことがあります。また高齢者や基礎疾患のある方は、抜歯の必要性について口腔外科医に相談することをおすすめします。
当院は、複雑な生え方をしている親知らずの抜歯にも対応可能です。「口腔外科専門医」として、難症例も含め多くの親知らずの治療に携わった経験を活かして、負担の少ない抜歯を行います。事前予約制で、診療当日に抜歯を行う「即日抜歯」も可能です。
また、基礎疾患のある患者さんについてはかかりつけ医とも連携します。
さらに全身麻酔が必要な症例などは、多くの総合病院や大学病院と提携していますので、ご安心ください。

なるべく削らずに、歯を残す治療
粘膜疾患

粘膜疾患

  • 口内炎が治らない
  • 粘膜がただれている
  • 唇や舌にできものができている

舌や歯肉、頬粘膜などにびらん・潰瘍・腫瘤・水疱などがあらわれる口腔粘膜疾患の診断や治療を行います。形状や痛みの有無など症状はさまざまで、良性のものもあれば、悪性に変化する場合もありますので早期の診断が重要です。
口内炎が長引いたり、何度も繰り返したりする場合は、口腔がんの初期症状である可能性もありますので、自己判断せずに口腔外科専門医を受診することをおすすめします。
当院では、必要に応じて病理組織学的検査を行い、確定診断を得ることができます。検査結果によっては、確定した疾患についてもっとも専門的な治療を行える病院と連携します。

口腔がん検診

口腔がん検診

  • 口の中にしこりがある
  • 粘膜がただれている
  • 舌に痛みやしびれがある

お口の中の悪性腫瘍を口腔がんといい、もっとも多いのが舌がんで、口腔がん全体の約55%を占めます。発生頻度は全がんの約1%とそれほど高くないものの、最近は罹患率、死亡率ともに増加傾向にあります。
口腔がんのほとんどは口腔粘膜組織である扁平上皮から発生しますが、まれに唾液腺や口腔内の筋肉、顎の骨にもがんが発生します。進行すると粘膜のただれや痛み、出血があり、顎のリンパ節が腫れたりしますが、初期は無症状であることが多いです。そのため粘膜が赤くなったり、白く変色したり、しこりや治りにくい口内炎ができたりといった変化に気付いた場合は、すみやかに口腔外科専門医の受診をおすすめします。
当院の院長は、全国でも数名しかいない「日本口腔腫瘍学会口腔がん専門医」です。総合病院で多くの口腔がん症例に携わった経験と専門的な知識にもとづく診療を行います。

口腔機能管理

周術期口腔機能管理

  • 抗がん剤治療で口内炎ができている
  • 全身麻酔での手術を控えている
  • 放射線治療で口が乾く

周術期口腔機能管理とは、手術の前後において患者さんの口腔機能を適切に管理することで、手術の成功率を高め、術後の合併症リスクを減少させるための医療ケアの一環です。
「周術期」とは、診断を受けたときから治療後のリハビリ完了までの疾病治療全期間を指し、口腔機能管理はこの期間において特に重要視されます。がん治療は口腔に副作用を引き起こすことが多く、口腔ケアをすることによって感染症や重症化の予防ともなり、その治療の完遂へとつながる重要な役割を担っています。口腔ケアは、がん治療だけでなく、心臓病や糖尿病などの生活習慣病、内分泌疾患や自己免疫疾患などあらゆる疾患の支持療法として欠かせないものとなっています。
総合病院勤務で培った豊富な経験、知識のもと、患者さんに寄り添い、円滑に治療をすすめていただけるよう口腔ケアを通じてサポートします。

顎関節症

顎関節症

  • 口を開閉すると顎が痛い
  • 顎関節から音が鳴る
  • 口を大きく開けにくい

「顎の音が鳴る」「顎が痛い」「口が開けにくい」といった症状がある場合は、顎関節症を疑います。
当院では、顎関節への負担を軽減して症状を緩和するマウスピース療法や顎関節や咬筋などに電気刺激を与えることで、疼痛緩和・筋肉の弛緩などが期待できる低周波治療器を導入しています。

※マウスピース治療および低周波治療器は保険適応です。

予防・クリーニング

予防・クリーニング

  • むし歯を予防したい
  • 歯周病を予防したい
  • 歯を1本でも多く残したい

むし歯や歯周病などお口の病気は、症状が出てから治療をするのではなく、発症しないように予防することが大切です。
歯科医院で行うクリーニングは、歯磨きだけでは落としきれない歯石などの頑固な汚れまで除去し、歯垢の付きにくい歯面に仕上げるので、むし歯・歯周病の予防につながります。
口の健康は体の健康につながるため、当院では予防的処置にも力を入れています。また、お一人お一人のお口に合わせた歯磨きの方法やデンタルケア製品の選び方などのアドバイスを行うことで、セルフケアをサポートします。
保険適応外となりますが、歯の着色や茶渋、たばこのヤニが気になる方にはパウダークリーニングをおすすめします。さらに、歯石・着色除去、パウダークリーニング、歯面研磨がセットになったスペシャル・クリーニングは、先方に清潔な印象を与えたい面接や就職活動、成人式や結婚式など一生の思い出となるイベント前におすすめです。

※一部自由診療です。

ホワイトニング
  • 自由診療

ホワイトニング

  • キレイな歯で笑顔に自信を持ちたい
  • 歯の黄ばみが気になる
  • 写真映えする歯になりたい

白い歯はお顔全体を明るく見せて、健康的で清潔感のある印象を与えることから、年齢や性別に関係なくホワイトニングを希望される方が増えています。専用の薬剤を歯の表面に塗布して、黄ばみの原因を分解することで歯を白くするのが、歯科のホワイトニングの仕組みです。
当院では、歯科医院で専門の知識を持って施術するので、安心して受けることができる「オフィスホワイトニング」と、ご自宅で自分のペースで好きな時間に施術できる「ホームホワイトニング」の2種類のホワイトニングから、ご自身に合うホワイトニングをお選びいただくことができます。

※ホワイトニングは自由診療です。

ホワイトニングの種類

オフィスホワイトニング

【特徴】
歯科医院で行うプロのケア。高濃度のホワイトニング剤を使用し、短時間で効果が期待できます。
【メリット】
即効性があり、短期間で白くできます。
【デメリット】
一時的に歯がしみることがあります。

オフィスホワイトニング

ホームホワイトニング

【特徴】
自宅でマウスピースにホワイトニング剤を入れて数時間装着し、時間をかけて徐々に白くしていく方法です。
【メリット】
自分のペースで進められ、比較的自然な白さを得られます。
【デメリット】
結果が出るまで時間がかかります。

ホームホワイトニング

ホワイトニングのメリット

【審美効果】
歯が白くなることで、笑顔に自信が持てるようになります。
【若返り効果】
歯が白くなることで、顔全体が明るく見え、若々しい印象を与えます。
【ケアの意識向上】
ホワイトニング後、歯のケアへの意識が高まり、歯磨きやフロスなどの習慣により関心を持ちやすくなります。

ホワイトニングのメリット
根管治療
  • 自由診療

審美歯科

  • 銀歯を白い歯に交換したい
  • より自然で美しい歯を手に入れたい
  • 金属アレルギーが気になる

審美歯科では、見た目の美しさと機能面でのバランスを重視して口元を整えます。審美歯科で主に使用されるセラミックは、天然の歯のような質感が再現されるだけでなく、清掃性や耐久性が高い優秀な歯科素材です。色や形も周囲の歯に合わせられるため、口元をスピーディーに美しく整えることができます。また、金属を使用していないので、歯肉の黒ずみや金属アレルギーを引き起こすことはありません。当院では、全身の健康を考慮して「メタルフリー治療」をおすすめしています。

※審美歯科は自由診療です。
※セラミックは強い力が加わると、破損する恐れがあります。

医療控除について

医療費を支払った場合には、一定の金額の所得控除を受けることができます。
保険のきかない自費診療も著しく特殊なもの以外は対象になります。

インプラント
  • 自由診療

インプラント

  • 入れ歯がストレス
  • 自分の歯のように食事を楽しみたい
  • 大きな口を開けて笑いたい

入れ歯やブリッジなど、失った歯の機能を回復させる治療の選択肢はさまざまです。
そのなかでもインプラント治療は、自分の歯と同じように食事や会話を楽しむことができる治療法です。インプラント治療を安全に行い、成功させるためにも治療前の検査や準備が必要となります。当院のインプラント治療は、インプラント専門医による高い技術力と口腔外科専門医による全身管理のもとで行われます。

※インプラント治療は自由診療です。
※インプラントの定着期間には約3ヶ月程度の期間が必要なため、インプラントの治療期間は4~6ヶ月ほどかかるのが一般的です。
※定期的なメンテナンスが必要です。

医療控除について

医療費を支払った場合には、一定の金額の所得控除を受けることができます。
保険のきかない自費診療も著しく特殊なもの以外は対象になります。

むし歯

歯科一般

  • 歯が痛い、冷たいものが歯にしみる
  • 歯肉が腫れて血が出る
  • 口臭が気になる

むし歯や歯周病は細菌による感染症ですので、適切な治療を行わなければ段階的に進行します。大切な歯を守るためには、できるだけ早く治療を始めることが大切です。むし歯が進行して歯の中の根管にまで広がると、根管内の神経(歯髄)が炎症を起こして激しい痛みを伴います。感染した神経を取り除いてから内部を洗浄・消毒し、薬剤を詰めて蓋をする「根管治療」を行うことで、歯を残せる可能性があります。
歯周病は歯周病菌が原因で引き起こされ、歯周組織が炎症を起こす疾患です。重症化すると歯を失うだけでなく、さまざまな全身疾患に影響をおよぼすこともわかっています。当院では、進行段階に合わせた基本的な治療はもちろんのこと、重度の歯周病に対して行う「歯周外科治療」にも対応可能です。

※歯周外科治療の一部は保険適応外です。

入れ歯
  • 一部自由診療

入れ歯

  • 入れ歯を作りたい
  • 入れ歯が合わない
  • 目立ちにくい入れ歯を作りたい

合わない入れ歯を使っていると、しっかりと噛めないだけでなく、残っている歯や歯肉に負担をかけてしまう恐れがあります。当院では保険適応の入れ歯から、痛みがない、割れにくい、汚れない、臭わない新素材の入れ歯まで作製します。入れ歯のお悩みをお聞きし、口の状況にそった入れ歯をご提案します。
現在さまざまなタイプの入れ歯がありますが、当院では金属のバネを使用せず、見た目も入れ歯と分かりにくいノンメタルクラスプデンチャーをおすすめします。
(沈み込み防止装置に金属を使用することがあります)

※ノンメタルクラスプデンチャーは自由診療です。

連携している高次医療機関